SGC340の材質、強度、比重、板厚、メッキ厚等｜溶融亜鉛メッキ鋼板の種類と規格
SGC340の特徴
SGC340は鋼板の表面に亜鉛メッキをつけた鋼板の一種で、溶かした亜鉛の入ったメッキ槽に鋼板をつけるようにしてメッキする手法によって製造されています。メッキが厚めにつくために、腐食に強くなる傾向があります。
17種類ある溶融亜鉛メッキ鋼板のうち、この材料は炭素量は0.25％以下と設定された高強度用のものとなります。他の鋼材と同様に、340と書かれている部分が下限の引張強度となっています。
メッキは加熱して合金化して用いる場合もあります。
SGC340の特性
SGC340の材質、成分
| 溶融亜鉛メッキ鋼板の種類 | C | Mn | P | S |
|---|---|---|---|---|
| SGC340 | 0.25以下 | 1.70以下 | 0.20以下 | 0.05以下 |
SGC340の強度、機械的性質に関する情報
| 亜鉛メッキ鋼板の記号 | 降伏点、耐力 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び（％） | 試験片と方向 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 板厚（mm） 表示厚さ |
|||||||||
| 0.25以上0.40未満 | 0.40以上0.60未満 | 0.60以上1.0未満 | 1.0以上1.6未満 | 1.6以上2.5未満 | 2.5以上 | ||||
| SGC340 | 245以上 | 340以上 | 20以上 | 20以上 | 20以上 | 20以上 | 20以上 | 20以上 | 5号、圧延方向もしくは圧延方向に直角 |
SGC340の板厚と寸法、サイズ
「JIS G 3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯」に規定のある材料記号
| 溶融亜鉛メッキ鋼板の記号 | 板厚、表示厚さ | 原板（元になる鋼板） |
|---|---|---|
| SGHC | 1.6mm以上6.0mm以下 | 熱延鋼板（熱間圧延） |
| SGH340 | ||
| SGH400 | ||
| SGH440 | ||
| SGH490 | ||
| SGH540 | ||
| SGCC | 0.25mm以上3.2mm以下 | 冷延鋼板（冷間圧延） |
| SGCH | 0.11mm以上1.0mm以下 | |
| SGCD1 | 0.40mm以上2.3mm以下 | |
| SGCD2 | ||
| SGCD3 | 0.60mm以上2.3mm以下 | |
| SGCD4 | ||
| SGC340 | 0.25mm以上3.2mm以下 | |
| SGC400 | ||
| SGC440 | ||
| SGC490 | ||
| SGC570 | 0.25mm以上2.0mm以下 |
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