SGC570の材質、強度、比重、板厚、メッキ厚等|溶融亜鉛メッキ鋼板の種類と規格

2013年11月10日更新

SGC570の特徴

SGC570は冷延鋼板に、溶融亜鉛メッキした鋼板の規格材料です。成分としては、0.30%以下の炭素量、マンガンが2.5%を上限にしており、この値は17種類中、SGHの570と並び最高となっています。高強度用の鋼板となります。

なお、溶融亜鉛メッキの耐用年数はどのような環境においておくかでも大きく年数に開きがあります。工業地帯や塩、酸などを含む外気にさらされる場所では耐用年数が著しく下がります。

SGC570の特性

SGC570の材質、成分

SGC570の化学成分(単位:%)
溶融亜鉛メッキ鋼板の種類 C Mn P S
SGC570 0.30以下 2.50以下 0.20以下 0.05以下

SGC570の強度、機械的性質に関する情報

SGC570の強度|引張強さ、降伏点、耐力、伸び
亜鉛メッキ鋼板の記号 降伏点、耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び(%) 試験片と方向
板厚(mm)
表示厚さ
0.25以上0.40未満 0.40以上0.60未満 0.60以上1.0未満 1.0以上1.6未満 1.6以上2.5未満 2.5以上
SGC570 560以上 570以上 5号、圧延方向もしくは圧延方向に直角

SGC570の板厚と寸法、サイズ

「JIS G 3302 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯」に規定のある材料記号

溶融亜鉛メッキ鋼板の一覧と板厚
溶融亜鉛メッキ鋼板の記号 板厚、表示厚さ 原板(元になる鋼板)
SGHC 1.6mm以上6.0mm以下 熱延鋼板(熱間圧延)
SGH340
SGH400
SGH440
SGH490
SGH540
SGCC 0.25mm以上3.2mm以下 冷延鋼板(冷間圧延)
SGCH 0.11mm以上1.0mm以下
SGCD1 0.40mm以上2.3mm以下
SGCD2
SGCD3 0.60mm以上2.3mm以下
SGCD4
SGC340 0.25mm以上3.2mm以下
SGC400
SGC440
SGC490
SGC570 0.25mm以上2.0mm以下

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