GX120Mn17(SCMnH4)の成分と材質、硬度の規格について|高マンガン鋼鋳鋼品の特徴

2013年7月8日更新

GX120Mn17 (SCMnH4)は高マンガン鋼鋳鋼品の規格の一つで、ISO規格から移植された記号を持ちます。靭性を高める熱処理である水じん処理温度の規定もあり、1040℃以上と定められています。同系統の中では炭素量が多く、1.05〜1.35と高炭素の部類です。

GX120Mn17(SCMnH4)の成分、材質

GX120Mn17 (SCMnH4)の成分、材質
高マンガン鋼の種類 C Si Mn P S Ni Cr Mo V
GX120Mn17
(SCMnH4)
1.05から1.35 0.3から0.8 16.00から19.00 0.060以下 0.045以下

GX120Mn17(SCMnH4)の機械的性質、熱処理(水靭処理)温度

GX120Mn17(SCMnH4)の水靭処理温度、耐力、引張強さ、伸び、曲げ、硬度
高マンガン鋼の種類 水靭処理の温度
耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
曲げ
(角度150°)
硬度
HBW
GX120Mn17
(SCMnH4)
1040以上 - - - 破断なし 300以下

「JIS G 5131 高マンガン鋼鋳鋼品」に規定のある材料記号

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