GX120MnCr17-2(SCMnH12)の成分と材質、硬度の規格について|高マンガン鋼鋳鋼品の特徴
GX120MnCr17-2 (SCMnH12)は高マンガン鋼の鋳造品のうち、もっともマンガン量の多いタイプで、16から19%の含有となります。高マンガン鋼はすべて非磁性のオーステナイト組織を持つ鋼種となります。鋳物のハイマンの中でクロムを含有する4種類のうちの一つとなります。
GX120MnCr17-2(SCMnH12)の成分、材質
高マンガン鋼の種類 | C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo | V |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GX120MnCr17-2 (SCMnH12) |
1.05から1.35 | 0.3から0.9 | 16から19 | 0.060以下 | 0.045以下 | − | 1.5から2.5 | − | − |
GX120MnCr17-2(SCMnH12)の機械的性質、熱処理(水靭処理)温度
高マンガン鋼の種類 | 水靭処理の温度 ℃ |
耐力 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
曲げ (角度150°) |
硬度 HBW |
---|---|---|---|---|---|---|
GX120MnCr17-2 (SCMnH12) |
1040以上 | - | - | - | 破断なし | 300以下 |
「JIS G 5131 高マンガン鋼鋳鋼品」に規定のある材料記号
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