GX120MnCr13-2(SCMnH11X)の成分と材質、硬度の規格について|高マンガン鋼鋳鋼品の特徴

2013年7月8日更新

GX120MnCr13-2(SCMnH11X)はISO規格から移植された材料記号で、高マンガン鋼鋳鋼品の一つです。破壊されにくく、靭性に優れた鋼材ですが、加工もしにくい材料です。高Mn鋼のなかではクロムを含有するタイプとなります。なお、括弧内が以前からのJIS規格に準じた表記となります。

GX120MnCr13-2(SCMnH11X)の成分、材質

GX120MnCr13-2 (SCMnH11X)の成分、材質
高マンガン鋼の種類 C Si Mn P S Ni Cr Mo V
GX120MnCr13-2
(SCMnH11X)
1.05から1.35 0.3から0.9 11.00から14.00 0.060以下 0.045以下 1.5から2.5

GX120MnCr13-2 (SCMnH11X)の機械的性質、熱処理(水靭処理)温度

GX120MnCr13-2 (SCMnH11X)の水靭処理温度、耐力、引張強さ、伸び、曲げ、硬度
高マンガン鋼の種類 水靭処理の温度
耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
曲げ
(角度150°)
硬度
HBW
GX120MnCr13-2
(SCMnH11X)
1040以上 - - - 破断なし 300以下

「JIS G 5131 高マンガン鋼鋳鋼品」に規定のある材料記号

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