METALEX Thailand メタレックス 2010 工作機械見本市
メタレックス(METALEX)とは製造業・加工業、特に工作機械やその周辺産業に関わるASEAN地域最大の展示会で、毎年タイのバンコクで開催されます。ASEANとは、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア(加盟順)の10カ国からなる地域協力機構で、経済圏としては6億人に届く人口に、日本をはじめとする各国の製造拠点のひしめく地域で、近年特に注目を集めています。同分野の展示会としては、日本のJIMTOF(ジムトフ)があります。
2010年度は11月24日(水)から27日(土)の4日間開催されます(10:00から19:00)。キーパーソンによる講演会をはじめ、各会議室ではワークショップ形式で個別企業の技術プレゼンが催されており、こちらも中身の濃い内容となっています。
ASEAN地域は、大規模な工業団地を持つタイを中心にベトナムや、中国企業の加工拠点ともなっているミャンマーなど製造業が多数進出している地域です。中国への過度の依存が問題となり、リスクを軽減するために出現したチャイナプラスワン(中国プラス1)、中国以外のアジア地域への拠点進出が言われるようになってずいぶん経ちますが、ASEANはこうした動きの中で最初に候補に挙がった地域で、現地のサプライヤーも当初とは比べ物にならないほど数・質ともに増加しました。
また多くの日系メーカーの進出にあわせて、部品メーカーや金型メーカー、材料メーカー等、生産材のメーカーや商社も多数進出している地域でもあります。また、ASEAN現地のメーカーについても国によりまだ差があると言われていますが、一部の分野では中国はおろか日本と肩を並べるほどの技術を持つ企業も出てきています。従来は貿易における中継地点としての色合いの濃かった地域ですが、上がり続ける中国の人件費に比べ、総じて製造コストも低く抑えることができ、世界の4割がひしめく巨大市場でもあるアジアの供給地点になりつつあります。
このMETALEX(メタレックス)では、出展企業数2700、50カ国からの出展者がおり、日本だけでなく、製造業にとっていかに注目を浴びている地域かが伺えます。会期中には、500近いセミナーやワークショップ、カンファレンスが実施され、ASEANやタイだけで55000ものバイヤーたちが来訪すると言われています。
公式サイト:METALEX メタレックス ASEAN最大の工作機械見本市
METALEX(メタレックス)出展企業一覧
日本企業にはリンクを貼ってあります。日系企業でも現地法人として出展しているケースもあります。下記リストは2010年9月時点のものです。
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