ダイヤモンド・CBN(砥粒)メーカー | リンク集
研磨や研削といった加工では、対象を砥粒で少しずつ削りながら表面粗さを出していきます。砥粒は破砕しながら切れ味を発揮するタイプもあれば、磨滅(摩耗)するまで用いるタイプもありますが、粒度などのサイズだけでなく「形状」「破砕性(靭性)」「硬度」によって発揮される性能が変わるため、砥石の製造では非常に重要な要素ともなります。なお、宝飾用のダイヤモンドのほとんどが天然ダイヤモンドであるのに対し、工業用ではほとんどが合成ダイヤモンドになります。
- 昭和電工
- cBN砥粒(立方晶窒化ホウ素)を製造する。エスビーエヌ(SBN)のブランド名で、コーテッド品からノンコーテッドまで形状や靭性に応じてバリエーションがある。製品としてはBN-M、BN-T、BN-B、BN-V、BN-F、BN-KN、BN-DN、BN-DXが紹介されている。
- エレメントシックス
- 元のデビアス社で、こちらは宝石で有名だが工業用途のダイヤモンド、CBNの超砥粒はエレメントシックス社が製造販売を行う。製造拠点として、中国、南アフリカ、スウェーデン、オランダ、ドイツ、アイルランド、英国等がある。現時点では日本語による情報発信は行っていない。購入等は商社を経由して行う。砥粒種別:ダイヤモンド、CBN
- サンドビック
- GE社が世界ではじめて合成ダイヤモンドの製造に成功し、以来、工業用として様々な加工技術に使われ、量産使用される。なお、鉄鋼材料を超砥粒で加工する場合は、ほとんどの場合CBN(立方晶窒化ホウ素)が使われるが、こちらも開発。「ボラゾン」と呼ばれるのはもともとはGE社のCBNの商標で、今はほとんど一般名詞化している。その後、社名・組織がかわりGE社の事業をダイヤモンドイノベーション社が事業を行っていたが、サンドビック社が同社を獲得した。礎砥粒種別:ダイヤモンド、CBN
- マイクロディアマントジャパン
- 精密研磨加工に用いるダイヤモンドパウダーを扱う。天然ダイヤモンドのほか、合成ダイヤモンドでは、多結晶、単結晶ともに扱う。スイスを拠点にする二つのダイヤモンド研磨材メーカーであるマイクロディアマント社(Microdiamant)、バンモップス社(VAN MOPPES)の2つのブランドを取り扱う。このメーカーサイトには、製造開発しているダイヤモンド・CBNのSEM写真・一部寸法仕様や詳細説明も載っている。またCMP製品も扱いがある。
- トーメイダイヤ(東名ダイヤモンド工業)
- パウダー製品、焼結体、大型単結晶など工業用・宝石用のダイヤモンド(CBN)のメーカー。東京に本社、栃木に工場を持つ。ホームページでは模造ダイヤモンドの見分け方や、ダイヤモンドの4C、ダイヤモンドの種類、加工方法についてのコラムも掲載されている。砥粒種別:ダイヤモンド、CBN
- サンゴバン
- ガラス製品(建築用、自動車、太陽光発電、ディスプレイ)やセラミックス、クリスタル、ジルコニア等の材料関係でも有名なグローバル企業。砥石として完成された「研磨材」のほか(研削ホイールは日本では豊田バンモップスが取り扱う)、研磨材料そのものも製造販売する。白色アルミナ研削材(WA)、単結晶アルミナ研削材、アルミナ−ジルコニア研削材、セラミック研削材、溶射材料、ダイヤモンド砥粒・スラリー、ダイヤモンドコンパウンド、CBN砥粒、酸化セリウム、ポリッシングスラリー等を取り扱う。
- フジミインコーポレーテッド
- 光学レンズや半導体分野の研磨材メーカー。この分野のラッピング・ポリッシング用の研磨材としてFO(Fujimi optical emery: フジミオプティカルエメリー)をはじめ業界でのトップブランドを持つ。一方で、砥石に加工される「砥粒」そのものも製造販売している。粉体の制御技術が高く、砥粒の求められる性質や加工対象を熟知した製品開発で、砥石の材料として様々な企業で使われている。砥粒種別:一般砥粒、スラリー。
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