S20CK(機械構造用炭素鋼)の機械的性質や成分の一覧
浸炭はだ焼き専用鋼で、炭素含有量の代表値が0.20%のものです。そのまま生材として使われることはありません。浸炭は金属の表面の硬度をあげるために、炭素を添加する処理のことで、耐磨耗性もあげることが出来ます。強度や磨耗に強い必要のある機械用の鋼材ではよく行われます。
材料記号 | C | Si | Mn | P | S |
---|---|---|---|---|---|
S20CK | 0.18〜0.23 | 0.15〜0.35 | 0.30〜0.60 | 0.025以下 | 0.025以下 |
種類 | 変態温度 (℃) |
熱処理温度 (℃) |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
Ac | Ar | 焼ならし | 焼なまし | 焼入れ | 焼戻し | |
S20CK | 720〜845 | 815〜730 | 870〜920空冷 | 約860炉冷 | 1次870から920油(水)冷 2次750から800水冷 |
150〜200空冷 |
種類 | 機械的性質 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
熱処理 | 降伏点 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
絞り % |
衝撃値 (シャルピー) J/cm2 |
硬度 HBW |
|
S20CK | 焼きなまし | - | - | - | - | - | 114〜153 |
焼入れ・焼戻し | 390以上 | 540以上 | 18以上 | 45以上 | 98以上 | 159〜241 |
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