JIS R 6001:1998 研削といし用研磨材の粒度

2010年8月6日更新

砥石の粒度は面粗さに最も影響を及ぼす要素ですが、その粒度の実際の大きさについては、砥石の種類によっても違いがあります。ダイヤモンドホイールやCBNホイールなどの砥石と、一般砥粒を用いた「研削砥石」とでは、粒度の規格も異なります。この規格では後者の研削といしの粒度について規定されたものです。区分は大別すると粗粒と微粉となり、精密研磨用の微粉についてはさらに細かい区分けがなされています。

粗粒の区分けに関しては、100%通過しなければならない試験用ふるい、一定量までとどまってもよい試験用ふるいそのその量(2段)、一定量以上とどまらなければならない試験用ふるいとその量(3段)、二つのふるいにとどまったものを合わせて一定量以上にならなければならないそれぞれの試験用ふるいとその量(3段+4段)、最大3%まで通過してもよい試験用ふるいの5つから粒度分布が導き出されます。精密研磨用微粉については、沈降試験方法と電気抵抗試験方法の規定が、一般研磨用微粉については光透過沈降法と沈降試験方法の規定があります。

粗粒 F4 F5 F6 F7 F8 F10 F12 F14 F16 F20 F22 F24 F30 F36 F40 F46 F54 F60 F70 F80 F90 F100 F120 F150 F180 F220
一般研磨用の微粉 F230 F240 F280 F320 F360 F400 F500 F600 F800 F1000 F1200
精密研磨用の微粉 #240 #280 #320 #360 #400 #500 #600 #700 #800 #1000 #1200 #1500 #2000 #2500 #3000 #4000 #6000 #8000

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