FCD350-22Lの特性、機械的性質、引張強さ、耐力、硬度など|球状黒鉛鋳鉄品(FCD材)の特徴

2013年7月23日更新

FCD350-22Lは球状黒鉛鋳鉄の中で3種類だけある低温衝撃値が規定されたタイプで、氷点下での衝撃を受けてどれくらいのエネルギーを吸収できるかが規格になっている鋳鉄です。伸び(延性)の大きさにも大きな特徴があります。

FCD350-22Lの機械的性質

FCD350-22Lの引張強さ、0.2%耐力、伸び、シャルピー吸収エネルギー、硬度
鋳鉄の種類 引張強さ
N/mm2
0.2%耐力
N/mm2
伸び
シャルピー吸収エネルギー
シャルピー衝撃値
硬さ
硬度
HB
試験温度
3個の平均
J
個々の値
J
FCD350-22L 350以上 220以上 22以上 −40±2 12以上 9以上 150以下

「JIS G 5502: 2001 球状黒鉛鋳鉄品」に規定のある材料記号

別鋳込み供試材による場合:鋳鉄品とは別に、砂型を用いて1バッチごとに鋳造したものをサンプルとする方法

本体付き供試材による場合:鋳鉄品の本体の一部に鋳型をつけてサンプルとする方法

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