FCD700-2の特性、機械的性質、引張強さ、耐力、硬度など|球状黒鉛鋳鉄品(FCD材)の特徴
FCD700-2は球状黒鉛鋳鉄の一つです。普通の鋳鉄に比べて強靭なのは、組織内に晶出する球状となった黒鉛のおかげともいえます。700MPaを最小の引張強さとしており、強度面でも鉄鋼と遜色のない使い方ができます。熱処理の方法によってさらに強度をあげることが可能です。
FCD700-2の機械的性質
鋳鉄の種類 | 引張強さ N/mm2 |
0.2%耐力 N/mm2 |
伸び % |
シャルピー吸収エネルギー シャルピー衝撃値 |
硬さ 硬度 HB |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試験温度 ℃ |
3個の平均 J |
個々の値 J |
|||||
FCD700-2 | 700以上 | 420以上 | 2以上 | − | − | − | 180から300 |
「JIS G 5502: 2001 球状黒鉛鋳鉄品」に規定のある材料記号
別鋳込み供試材による場合:鋳鉄品とは別に、砂型を用いて1バッチごとに鋳造したものをサンプルとする方法
本体付き供試材による場合:鋳鉄品の本体の一部に鋳型をつけてサンプルとする方法
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