FCD450-10の特性、機械的性質、引張強さ、耐力、硬度など|球状黒鉛鋳鉄品(FCD材)の特徴
FCD450-10は、球状黒鉛鋳鉄の一つです。鋳鉄の中でも強靭で、強度に優れると共に破壊されにくいタイプです。FCD材の機械的性質は、サンプルをどのように取るのかによって、別鋳込みと本体付きとの二種類があります。この材料規格は前者の別鋳込みとなりますが、より実際の鋳鉄の性質に近くなるのは本体付きのほうとなります。
FCD450-10の機械的性質
鋳鉄の種類 | 引張強さ N/mm2 |
0.2%耐力 N/mm2 |
伸び % |
シャルピー吸収エネルギー シャルピー衝撃値 |
硬さ 硬度 HB |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試験温度 ℃ |
3個の平均 J |
個々の値 J |
|||||
FCD450-10 | 450以上 | 280以上 | 10以上 | − | − | − | 140から210 |
「JIS G 5502: 2001 球状黒鉛鋳鉄品」に規定のある材料記号
別鋳込み供試材による場合:鋳鉄品とは別に、砂型を用いて1バッチごとに鋳造したものをサンプルとする方法
本体付き供試材による場合:鋳鉄品の本体の一部に鋳型をつけてサンプルとする方法
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