FCD600-3の特性、機械的性質、引張強さ、耐力、硬度など|球状黒鉛鋳鉄品(FCD材)の特徴
FCD600-3は球状黒鉛鋳鉄の一つです。これは普通鋳鉄と区別されて高級鋳鉄と呼ばれることもあります。溶かした鉄にマグネシウムなどの添加元素を加えることで、金属の組織内部に球状をした黒鉛が存在する鋳鉄です。一般的な鋳鉄に比べて強度や延性に優れています。別名、ノジュラ鋳鉄やダクタイル鋳鉄ともいいます。
FCD600-3の機械的性質
鋳鉄の種類 | 引張強さ N/mm2 |
0.2%耐力 N/mm2 |
伸び % |
シャルピー吸収エネルギー シャルピー衝撃値 |
硬さ 硬度 HB |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試験温度 ℃ |
3個の平均 J |
個々の値 J |
|||||
FCD600-3 | 600以上 | 370以上 | 3以上 | − | − | − | 170から270 |
「JIS G 5502: 2001 球状黒鉛鋳鉄品」に規定のある材料記号
別鋳込み供試材による場合:鋳鉄品とは別に、砂型を用いて1バッチごとに鋳造したものをサンプルとする方法
本体付き供試材による場合:鋳鉄品の本体の一部に鋳型をつけてサンプルとする方法
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