SKS2Mの材質、成分、硬度、機械的性質|ミガキ鋼であるSKS2Mの特徴
SKS2Mは合金工具鋼であるSKS2をみがき鋼帯にした鉄鋼材料です。工具鋼であるため、炭素量は1.00を超える高炭素量になり、クロム、タングステンといった添加元素によって、鋼を強化してあります。メタルバンドソー、ハクソー、刃物といった用途に使われます。
SKS2Mの機械的性質
引張強さや降伏点、耐力といった機械的性質については、みがき鋼となる前の材料(末尾のMを除いた材料記号ごと)にそれぞれ規定があります。
SKS2Mの板厚や長さ、幅の許容公差
いずれも「みがき特殊帯鋼」として規格となっています。みがき帯鋼のサイズ別の許容公差についてはこちら。
SKS2Mの成分、材質
鉄鋼材料の種類 | C | Si | Mn | P | S | Cu | Ni | Cr | W | V |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SKS2M | 1.00から1.10 | 0.35以下 | 0.80以下 | 0.030以下 | 0.030以下 | 0.25以下 | 0.25以下 | 0.50から1.00 | 1.00から1.50 | 0.20以下ならば含有してもよい |
SKS2Mの硬度
種類 | 焼きなまし後の硬度 | 冷間圧延したままの硬度 |
---|---|---|
ビッカース硬さ (HV) |
ビッカース硬さ (HV) |
|
SKS2M | 230以下 | 230から320 |
「JIS G 3311 みがき特殊帯鋼」に規定のある材料記号
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