SNC631Mの材質、成分、硬度、機械的性質|ミガキ鋼であるSNC631Mの特徴
SNC631Mはみがき特殊帯鋼としては、3種類あるニッケルクロム鋼の一つです。焼き入れ硬化性に優れているため、この材料の特質を生かすためには通常は熱処理を行うことが前提となります。
SNC631Mの機械的性質
引張強さや降伏点、耐力といった機械的性質については、みがき鋼となる前の材料(末尾のMを除いた材料記号ごと)にそれぞれ規定があります。
SNC631Mの板厚や長さ、幅の許容公差
いずれも「みがき特殊帯鋼」として規格となっています。みがき帯鋼のサイズ別の許容公差についてはこちら。
SNC631Mの成分、材質
鉄鋼材料の種類 | C | Si | Mn | P | S | Cu | Ni | Cr | W | V |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SNC631M | 0.27から0.35 | 0.15から0.35 | 0.35から0.65 | 0.030以下 | 0.030以下 | 0.30以下 | 2.50から3.00 | 0.60から1.00 | − | − |
SNC631Mの硬度
種類 | 焼きなまし後の硬度 | 冷間圧延したままの硬度 |
---|---|---|
ビッカース硬さ (HV) |
ビッカース硬さ (HV) |
|
SNC631M | 180以下 | 180から240 |
「JIS G 3311 みがき特殊帯鋼」に規定のある材料記号
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