SKS51Mの材質、成分、硬度、機械的性質|ミガキ鋼であるSKS51Mの特徴
SKS51Mは合金工具鋼をみがき鋼としたもので、基本的にはSKS51と用途やスペックもほぼ同じですが、こちらは冷間加工している分、加工硬化の影響や寸法精度面で高い精度が出ています。主に刃物、木工用丸のこ、木工用・製材用帯のこ等の用途として使われます。
SKS51Mの機械的性質
引張強さや降伏点、耐力といった機械的性質については、みがき鋼となる前の材料(末尾のMを除いた材料記号ごと)にそれぞれ規定があります。
SKS51Mの板厚や長さ、幅の許容公差
いずれも「みがき特殊帯鋼」として規格となっています。みがき帯鋼のサイズ別の許容公差についてはこちら。
SKS51Mの成分、材質
鉄鋼材料の種類 | C | Si | Mn | P | S | Cu | Ni | Cr | W | V |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SKS51M | 0.75から0.85 | 0.35以下 | 0.50以下 | 0.030以下 | 0.030以下 | 0.25以下 | 1.30から2.00 | 0.20から0.50 | − | − |
SKS51Mの硬度
種類 | 焼きなまし後の硬度 | 冷間圧延したままの硬度 |
---|---|---|
ビッカース硬さ (HV) |
ビッカース硬さ (HV) |
|
SKS51M | 200以下 | 200から290 |
「JIS G 3311 みがき特殊帯鋼」に規定のある材料記号
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