SWCH40Kの硬度、成分、比重、引張強度、機械的性質について|冷間圧造用炭素鋼

2013年4月7日更新

SWCH40Kは、冷間圧造用炭素鋼としては中炭素鋼の該当し、機械構造用炭素鋼で言うところのS40Cあたりに相当します。キルド鋼から作られており、SWCHにカテゴライズされている線材としては強い強度を持つ部類です。

SWCH40Kの成分、組成

なお、成分規定は材料となるSWRCH40Kのものになります。

SWRCH40Kの成分
鋼材の種類 C(炭素) Si(シリコン) Mn(マンガン) P(リン) S(硫黄) Al(アルミ)
SWRCH40K 0.37〜0.43 0.10〜0.35 0.60〜0.90 0.030以下 0.035以下

SWCH40Kの比重、密度

鉄鋼材料の比重は7.8前後となりますが、より細かい数字の概算を出すには、炭素量から算出することもできます。比重=7.876−0.030×炭素(%)の式を適用した場合、上限の0.43%で計算すると、7.863前後となります。

SWCH40Kの機械的性質|引張強度、硬度、絞り

冷間加工のみの場合

このSWCH材についてはD工程(冷間加工のみ)は存在せず、以下のDA工程(冷間→焼き鈍し→冷間、もしくは焼き鈍し→冷間)のみとなります。

焼きなまし後に冷間加工した場合

SWCH40Kの機械的性質
種類 引張強さ
N/mm2
絞り
(%)
【参考値】
硬さ(HRB)
SWCH40K 670以下 55以上 94以下

SWCH材(冷間圧造用炭素鋼線)の材料記号の一覧

SWCH24KとSWCH27KからSWCH50Kまでは焼きなまし後の冷間加工についての規定のみとなります。その他の冷間圧造用炭素鋼については、冷間加工のみと、焼きなまし後冷間加工の2パターンについての機械的性質が規定されています。

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