SCS12の比重、材質、機械的強度、成分|SCS12の規格

2013年4月23日更新

SCS12は二相系ステンレス鋳鋼やオーステナイトステンレス鋳鋼のベースとなる材料です。CF20がASTMでの類似鋼種となります。18Cr-8Niの比率となっています。

SCS12の比重

オーステナイト・フェライト系(二相系)のステンレス、オーステナイト系ステンレスと同等と考えられるため、7.80前後となります。

SCS12の成分

SCS12
ステンレス鋳鋼の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu その他
SCS12 0.20以下 2.00以下 2.00以下 0.040以下 0.040以下 8.00から11.00 18.00から21.00 - - -

SCS12の機械的性質、熱処理温度

SCS12の引張強さ、耐力、硬度、絞り
鋳鋼の種類 熱処理条件 耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
絞り
シャルピー吸収エネルギーJ 硬度
HB
記号 焼き入れ
焼き戻し
固溶化熱処理
SCS12 S - - 1030から1150で急冷 205以上 480以上 28以上 - - 183以下

SCS(ステンレス鋳鋼品)の材料記号の一覧

JIS規格に規程のあるSCSの一覧です。

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