SCS19の比重、材質、機械的強度、成分|SCS19の規格
SCS19はオーステナイト系ステンレス鋳鋼のうち、ベースとなるSCS12の極低炭素鋼に相当し、耐粒界腐食性のアップを狙った鋼種です。SUS304L相当。溶接による熱影響を改善してあるため、溶接後に熱処理できない部品類にも使われることがあります。
SCS19の比重
オーステナイト系であり、7.98前後と推測されます。
SCS19の成分
ステンレス鋳鋼の記号 | C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo | Cu | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SCS19 | 0.03以下 | 2.00以下 | 2.00以下 | 0.040以下 | 0.040以下 | 8.00から12.00 | 17.00から21.00 | - | - | - |
SCS19の機械的性質、熱処理温度
鋳鋼の種類 | 熱処理条件 | 耐力 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
絞り % |
シャルピー吸収エネルギーJ | 硬度 HB |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
記号 | 焼き入れ ℃ |
焼き戻し ℃ |
固溶化熱処理 ℃ |
|||||||
SCS19 | S | - | - | 1030から1150で急冷 | 185以上 | 390以上 | 33以上 | - | - | 183以下 |
SCS(ステンレス鋳鋼品)の材料記号の一覧
JIS規格に規程のあるSCSの一覧です。
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