SCS4の比重、材質、機械的強度、成分|SCS4の規格

2013年4月23日更新

SCS4はマルテンサイト系のステンレス鋳鋼品で、SCS1にニッケルを添加することで耐酸化性を付与したタイプです。

SCS4の比重

マルテンサイト系であり、7.75が比重のベースとなります。添加材料によって前後します。理論上は、鋳鋼品のほうが圧延品や鍛造品に比べると密度・比重は低くなりますが、実際はほとんど違いがでないことが多いです。

SCS4の成分

SCS4
ステンレス鋳鋼の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu その他
SCS4 0.15以下 1.50以下 1.00以下 0.040以下 0.040以下 1.50から2.50 11.50から14.00 - - -

SCS4の機械的性質、熱処理温度

SCS4の引張強さ、耐力、硬度、絞り
鋳鋼の種類 熱処理条件 耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
絞り
シャルピー吸収エネルギーJ 硬度
HB
記号 焼き入れ
焼き戻し
固溶化熱処理
SCS4 T 900以上で油冷又は空冷 650から750で空冷又は徐冷 - 490以上 640以上 13以上 40以上 - 192から255

SCS(ステンレス鋳鋼品)の材料記号の一覧

JIS規格に規程のあるSCSの一覧です。

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