SCS5の比重、材質、機械的強度、成分|SCS5の規格

2013年4月23日更新

SCS5はマルテンサイト系のステンレス鋳鋼材で、耐酸化性向上タイプであるSCS4に、ニッケルをさらに添加し、炭素量を低減させることで溶接性をアップさせたSCS材です。

SCS5の比重

マルテンサイト系であり、7.75が標準となります。

SCS5の成分

SCS5
ステンレス鋳鋼の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu その他
SCS5 0.06以下 1.00以下 1.00以下 0.040以下 0.040以下 3.50から4.50 11.50から14.00 - - -

SCS5の機械的性質、熱処理温度

SCS5の引張強さ、耐力、硬度、絞り
鋳鋼の種類 熱処理条件 耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
絞り
シャルピー吸収エネルギーJ 硬度
HB
記号 焼き入れ
焼き戻し
固溶化熱処理
SCS5 T 900以上油冷または空冷 600から700で空冷又は徐冷 - 540以上 740以上 13以上 40以上 - 217から277

SCS(ステンレス鋳鋼品)の材料記号の一覧

JIS規格に規程のあるSCSの一覧です。

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