SCS13Xの比重、材質、機械的強度、成分|SCS13Xの規格
SCS13Xはオーステナイト系ステンレス鋳鋼品のひとつで、18−8ステンレスであるSUS304に近いパラメータを持ちますが、SCS13AやSCS13よりも炭素が抑えられた低炭素タイプとなります。ISOでいうGX5CrNi199に相当します。
SCS13Xの比重
オーステナイト系ステンレスのため、7.98前後となります。
SCS13Xの成分
ステンレス鋳鋼の記号 | C | Si | Mn | P | S | Ni | Cr | Mo | Cu | その他 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SCS13X | 0.07以下 | 1.50以下 | 1.50以下 | 0.040以下 | 0.030以下 | 8.00から11.00 | 18.00から21.00 | - | - | - |
SCS13Xの機械的性質、熱処理温度
鋳鋼の種類 | 熱処理条件 | 耐力 N/mm2 |
引張強さ N/mm2 |
伸び % |
絞り % |
シャルピー吸収エネルギーJ | 硬度 HB |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
記号 | 焼き入れ ℃ |
焼き戻し ℃ |
固溶化熱処理 ℃ |
|||||||
SCS13X | - | - | - | 1050以上で急冷 | 180以上 | 440以上 | 30以上 | - | 60以上 | - |
SCS(ステンレス鋳鋼品)の材料記号の一覧
JIS規格に規程のあるSCSの一覧です。
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