一眼レフレンズ、交換レンズメーカーの一覧
一眼レフカメラは、交換レンズによって一台のカメラで多様なシーンでの撮影を可能にします。またプロでなくとも、多くのカメラ愛好家が費用をかけるのも、この交換レンズの部分かもしれません。複数の交換レンズを持つことで、撮影可能な写真の幅をぐんと広げることができます。
カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、2011年度の交換レンズの総出荷金額は約4170億円(日本向け約470億円、海外向け約3700億円)となっており、海外向けの需要、特にアジア向けが伸びていることがわかります。
一眼レフの交換レンズは、一眼レフカメラのメーカーが製造している他(受託製造、OEMも活発な業界です)、カメラそのものは製造しておらず、交換レンズのみのメーカーもあります。
レンズの性能は、設計からはじまり、硝材の性質やレンズ研磨に代表される高度な加工技術やレンズ表面につけられている薄膜などの技術の結晶ともいえます。
- ペンタックス
- 老舗カメラメーカーの一つで、現在はリコーグループ。デジタル一眼レフの創造性をより豊かにする交換レンズのラインナップを持つ。高倍率ズームレンズ、超広角レンズ、広角ズームレンズ、超広角レンズ、望遠レンズ、マクロレンズなど全範囲をカバー。
- ソニー
- αブランドで展開するソニーは、交換レンズとして小型一眼レフ用のEマウントレンズと、デジタル一眼レフ用のAマウントの二系統を持つ。単焦点レンズ、ズームレンズ、マクロレンズ、Gレンズなどのほか、カールツァイスのレンズも取り扱う。
- キヤノン
- 大手光学メーカー。デジタルカメラメーカーとしても有名だが、豊富なカメラ用交換レンズを取り揃えている。ラインナップは、ズームレンズ、EF-Sレンズ、EF-Mレンズ、単焦点レンズ(超広角、広角、望遠、超望遠、標準、中望遠)、マクロレンズ、TS-Eレンズ、エクステンダーなどがある。
- ニコン
- 日本を代表する老舗カメラメーカーであり、ニッコールレンズ(NIKKOR)のブランドで知られる。
- オリンパス
- 大手光学メーカーのオリンパスでは、デジタル一眼レフ用の交換レンズとしては、ワイドズームレンズ、望遠ズームレンズ、単焦点レンズなどを取り揃えている。サイトには、交換レンズの種類や撮影シーンでレンズを選ぶことができるレンズセレクターも公開している。
- コニカミノルタオプティクス
- 光学デバイス(ピックアップレンズなど)、産業用・ヘルスケア用計測機器の製造を手がける。カメラ事業はソニーへ譲渡。現在は同社ブランドではカメラそのものは製造しておらず、一眼レフ交換レンズを製造する。
- シグマ
- 神奈川県川崎市に本社を持つデジタルカメラメーカー。玄人好みのカメラで知られる。交換レンズとしては、標準レンズのほか、広角レンズ、望遠レンズ、マクロレンズなどのラインナップがある。
- ケンコー・トキナー
- 東京都新宿区にある写真用レンズメーカー。交換レンズとしては、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズ、マクロレンズなど。取扱ブランドは、Tokina、Kenkoのほか、Voigtlander、Carl Zeiss。監視カメラなどのセキュリティ製品やFA製品、工業用フィルターも手がける。
- タムロン
- 埼玉県さいたま市にあるレンズメーカー。一眼レフカメラ用交換レンズ(単焦点広角・単焦点望遠・単焦点超望遠レンズ・標準ズームレンズ・望遠ズームレンズ・超望遠ズームレンズ・高倍率ズームレンズ)、ビデオカメラ用レンズ、デジタルカメラ用レンズ、遠赤外線カメラ用レンズ、各種光学用デバイス部品、CCTVカメラ用レンズ、車載用レンズなどを手がける。
- カールツァイス
- 老舗光学メーカーの一つだが、同社ブランドのカメラはコシナが取り扱うのみ。交換レンズのラインナップは多く、Planar、Distagon、Vario-Sonnar、Sonnarなど。日本国内でのZeiss製品は、コシナやソニー、マミヤデジタルイメージング、ナックイメージテクノロジー、シュリロトレーディング、駒村商会が取り扱う。
スポンサーリンク