研磨すると温度はどれくらいまで上がるのか

2024年12月27日更新

ダイヤモンド砥石や天然砥石を使って包丁等を手作業で研ぐ場合は、ほとんど温度の上昇を感じませんが、グラインダーやポリッシャーなどで研磨した後の工具やワークの表面はとても熱くなっていることがあります。

砥粒のなかにはダイヤモンドのように熱に弱いものもあるため、いったい研磨するときの温度はどこまで上がっているのか気になる方もいるかもしれません。

工業的には、研削盤を用いて行う場合、砥石とワークの接触点である「研削点」は、1000℃を超えることもあります。このため、クーラントとも呼ばれる研削液が加工中には絶え間なくかけられているわけです。

高温は、ワーク(加工対象)の焼けやクラックの原因となることもあれば、砥石にもダメージを与えるため、なるべく低く抑えていくことがコツなのですが、条件によってはこれがなかなか難しく、何かを犠牲にせねばならないこともあります。

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