工業情報とメーカー実務の百科事典|原材料、工具、砥石や研磨材の仕様から技術情報、JIS規格まで幅広い工業情報を掲載しています。
「ものづくり」は、様々な職種、広範な知識・ナレッジに立脚した産業です。ある品物を開発し、ユーザーや客先へ実際に届けるまでには多くの社内外の力の集積でなされています。近年、分野ごとの専門性が高まり、一気通貫でなされていた業務も専門ごとに分けて行う傾向がある一方、熟練人材の高齢化や人の退職に伴いノウハウが継承されずに失われていく現象が各社で課題になっています。コア技術や製造に関するものは、継承がなされていても、その周辺分野や間接部門にかかわる業務知識までは継承されないということも起きています。
当サイトはダイヤモンド砥石やダイヤモンドホイール、研削砥石といった工具メーカーの目線でスタートしましたが、広範なものづくりの開発から製造現場、流通・輸送、販売、決済にいたるまでをカバーした仕事に役立つ辞典を目指したサイトとして公開しています。ものづくりのメーカー目線での仕事に役立つ情報の掲載を心掛けています。
鉄鋼や合金、セラミックス、非鉄金属、樹脂、ゴムやプラスチック、繊維などの加工材料の性質と特徴
鉄鋼材料から、ニッケル合金、アルミ合金、チタン合金、銅合金、マグネシウム合金、FRP(強化プラスチック)、石材、ガラス、セラミックス、磁性材料、ゴム、プラスチック、ゴム、樹脂、超硬、フェライト、焼結体各種、半導体、サーメット、PCD、宝石、繊維やガラス等で強化されたプラスチック等、従来の加工法では容易に加工できないものも出てきています。このコーナーでは、こうした材料の機械的特性や特徴、成分などを見ていきます。なお、JIS規格などで材料の機械的特性についての規定がある場合、寸法に留意する必要があります。材料によっては寸法が変われば、機械的特性も変わります。
金属材料、工業材料などの材料用語の解説
鉄鋼やアルミ、銅、チタンなどの非鉄金属をはじめとする金属材料や新素材、工業材料、素形材などの分野で用いる用語や基礎的な事柄、わかりにくい事象、性質の比較などを紹介していきます。金属の強度を調べたり、比較検討を行ったりする際に必要となる性能にかかわる指標についても見ていきます。
工業技術分野Q&A
各種工具、砥石や研削、研磨、加工方法、トラブル相談、技術、材料等についてのQ&A集です。金属をはじめとする材料に関わる内容や日常の科学まで幅広く取り上げていきます。
Oリングの規格と材質、寸法
Oリングの規格では、材質や寸法、サイズ、耐熱温度、耐油性、引張強さや伸びなどの機械的性質が規定されています。
自動車部品業界用語
自動車メーカーや自動車部品メーカーには生産形態に応じて分野ごとに独特の用語が存在します。会社や部品の種類によってもそれらは多岐にわたりますが、こうした業界との取引でやり取りされる耳慣れない用語について、なるべく共通項の多い業界用語からわかりやすく紹介していきます。
製造業のためのビジネス英文メール例文とサンプル
特に製造業やメーカーの実務担当者が使用する英文メールの例文やサンプル、製造業でよく使う言い回し、表現、英単語などを紹介していきます。主にビジネス英文メールを中心とした内容になります。
世界の祝日カレンダー|国別の祝日一覧
貿易取引などの納期算定に役立つ世界各国の祝日カレンダーを紹介していきます。海外取引においても、実務上は取引先、金融機関、税関(役所などの公的機関)の3つの休みを把握しておくことは基本となりますが、各国の文化的な違いは、グローバル化に際して様々な局面で直に触れることができるようになったものの、従来の枠組みにとらわれない企業も増え、祝日の把握にはますます骨が折れるようになってきています。
海外営業から貿易・国際物流、英文契約、海外取引での経理処理まで
海外得意先との取引で発生する様々な企業や関係者とのやり取りで必要となる基礎知識を中心に、海外営業、貿易実務や貿易英語、国際物流、国内物流、英文契約、海外取引での経理処理、海外債権管理などの幅広い内容をご紹介していきます。
HSコードの基礎知識と一覧表
HSコードとは、あらゆる物品に固有の分類番号をつけて、貿易上、それが何であるのか世界各国で共通して理解できるよう取り決めた番号のことです。一覧表や分類にあたって役立つ基礎知識を公開しています。
L/C決済の流れ
メーカーが直接海外企業と取引するには、輸送方法(物流)と決済方法をおさえなければ商売にはなりません。売り手にとっての代金回収のリスクを減らすと共に、買い手にとっても品物を受け取れないというようなリスクを軽減する決済手法がL/C(信用状取引)です。複雑な取引として倦厭されがちですが、基本となる原理をおさえて利用していけばとても便利な決済方法です。
輸出貿易管理令の基礎知識
生産拠点の多くが海外に移転する中、工具や生産財などを輸出する機会も増大しています。輸出する上で、必ずおさえておかねばならない法律のひとつが、「外為法」です。違反によっては輸出禁止や懲役等の罰則もある法律です。国が掲げる「安全保障貿易」と会社や個人が輸出する際に守らねばならないルール等の基礎知識について述べていきます。
人事・労務・人材開発に関する記事
製造業における人事、労務、人材開発、人材育成等の広くHR領域に関する記事をまとめたコーナーです。これら間接部門の業務は、全業種にほぼ共通している部分もあれば、業態や業種によって特徴を持つもの、あるいはその会社に固有のものまで多岐にわたります。
製造業における在庫管理のやり方と基礎知識
在庫管理の目的や定義からはじまり、会社経営上のインパクト、その手法や見るべきポイントを幅広くご紹介していきます。また在庫の問題はメーカー、流通、卸、小売と「モノ」を扱うほぼすべての業種に共通するテーマですが、ここでは最後にメーカーや製造分野で固有に起きる在庫上の問題についても触れていきます。
元素周期表
元素は、ものを構成する要素として現在までに118個が確認されています。これらは大別すると金属元素と非金属元素に二分されます。物質の最小の単位ではありませんが、構成要素として実用上はこれら元素の組み合わせによってあらゆるものが出来ていると言えます。学校ではおなじみのテーマですが、工業利用の視点で各元素を紹介していきます。
ネジ規格と寸法|ネジのサイズからJIS、メートルネジ、インチネジの規格表
あらゆる産業に不可欠なネジの基礎知識、寸法と規格表をまとめています。ネジの規格表にはインチネジ、メートルネジ、管用ネジがあり、種類ごとにJISでサイズが決められています。この中にはイソネジの規格も取り込まれている為、これを見ればピッチや長さ、頭の寸法も一目瞭然となります。小数点以下3桁まで定められています。以下に一覧を掲載しています。
砥石の基礎知識
加工工具のうち、砥石に関する基礎知識を紹介していきます。
ダイヤモンド砥石と普通の砥石の違い
ダイヤモンド砥石は、中にダイヤを含有した砥石の総称で、同じグループにCBN砥石もあります。ダイヤモンドやCBNは非常に硬い物質であり、一般の砥石に含有されるアルミナや炭化ケイ素などを大きく上回る硬度を持つため、工業用として広く使われますが、一般砥石と特徴も異なるため、規格なども区別されています。両者とも「砥石」の持つ物体を削る、磨くという機能においては同じ原理に基づいています。ダイヤモンド砥石のうち、特に研削盤などに取り付けて回転させて使うものをダイヤモンドホイールと呼びます。
天然砥石 | 荒砥、中砥、仕上砥など砥石のもつ粗さ(粒度)に応じて各産地ごとに銘柄が存在する。アルカンサス、インディアストーン、黒名倉、青砥、伊予砥、大村砥、天草砥など。包丁や刃物等の手工具を扱うプロ職人に根強い人気。 | ||
---|---|---|---|
人造砥石 | 一般砥石 | 研削砥石(WA、GC、A、C、PA、HA)、WA砥石、GC砥石。研削砥石は研削盤などで高速回転させて使う。ブロック状、スティック状に加工され、手で使うタイプもある。 | ビト(セラミック) |
レジン | |||
ゴム | |||
セメント | |||
超砥粒砥石 | ダイヤモンド砥石、CBN砥石、ダイヤモンドホイール、CBNホイール。超砥粒を使った砥石。超硬、金属、ガラスなどの硬い素材で威力を発揮する。研磨機や研削盤で使う機械用のものと、手工具・刃物研ぎ用として手で使うタイプのダイヤモンド砥石もある。電着ダイヤモンドを使ったシャープナーもこの類。 | レジン | |
メタル | |||
ビト | |||
電着、溶着 |
超砥粒ホイールの特徴
超砥粒とはダイヤやCBNを指し、高い精度を要求される研削や研磨加工に用いられる砥石で、非常に硬い加工物や難削材にも向いた専用の工具です。切れ刃となる砥粒にCBNを使った工具も同様に、高精度の研削加工や普通の工具では削りにくい材料に向いています。CBN工具はダイヤモンドが鉄と相性が悪いため、鉄鋼材料の研磨に使われることが多いです。
こうした群を抜いた硬さを持つ「超砥粒」を使ったダイヤモンド工具は、精密加工で用いられるため、精度やスペックも一般砥石とは異なる高い水準が求められます。品質が高いため、価格もそれなりにしますが、廉価なものも出回り始めています。また一般の砥石に比べて高い研削比(砥石の損耗と削られた工作物の体積の割合)を誇るため、効率的で費用対効果の高い加工が可能です。
砥粒にほとんどの場合、安定性の高い合成ダイヤモンドが使われています。発明されたのが1955年、それから数十年後には多くの産業界でこうした工具に使われるようになりましたが、それまではWAやGC、つまりアルミナや緑色炭化ケイ素を使った研削砥石で加工がなされていました。今日でもこれらは改良を重ねられ、高品質なものが各種市場には出回っており、双方うまく使い分けられています。
超硬用のダイヤモンドホイールについて
炭化タングステンをベースにしており、合金のなかでも特に硬度や密度が高い超硬は、金属というよりは硬脆材料に近い性質を持つワークです。金型やダイピース、部品など幅広い用途のある素材ですが、効率的な加工には一般砥粒よりもダイヤモンドが向いています。粉のような切り屑を排出するこの材料では、金属研削用とは一味違ったボンドのほうがよい場合もあります。超硬用に使われる製品の全般的な特徴についてご紹介します。
ガラス研削用のダイヤモンドホイールについて
硬くて脆い材料の代表格で、主に面取りや端面、エッジ研磨、コバ磨き、ペンシルエッジ加工で使われます。金属よりも硬く、ガラス特有のハマ欠けやピリなどのチッピング現象があります。またガラスは硬いだけでなく、ダイヤモンドが素材に切り込みにくく、滑りやすい傾向があるため、集中度を下げるなどの特長のある仕様設計がなされています。切断用から面取り用までガラス用について全般的にいえる製品特徴をご紹介します。
砥石の選び方
ワークや環境によって変わるCBNホイールやダイヤモンドホイールを選ぶときの基準について簡単にまとめました。選び方は、使い方以上に大事な場合もあります。その加工に何を求めているのか明確な優先順位をつけて、万能なものよりも、その状況に適したものを選択するとよいでしょう。
ダイヤモンドホイールの性能
性能を左右する5つの要素「砥粒」「ボンド」「粒度」「結合度」「集中度」と切れ味、寿命の関係についてまとめました。これらの5要素は相互に強く影響を及ぼしあいます。また研削条件とも連動しており、原理原則があります。それぞれのパラメータが何に最も影響を及ぼすのか説明しています。
砥石と研磨のQ&A
研磨に関連する用語集、Q&A集です。切れ味や寿命、目詰まり、ドレッサー、関連する技術情報やJIS規格等に関する情報を満載。掲載希望される用語やご質問などについても情報をお寄せください。可能な限りお調べいたします。
砥石のラベル表示方法
購入されたときについている砥石ラベルの表示方法、検査票の見方についてご紹介。メーカーごとに違う部分もありますが、この検査票への記載される項目や製品箱についている数字と記号の羅列にはあるルールがあります。これさえマスターすれば、使っているダイヤモンド砥石のスペックがわかります。
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- HSコード:8702 10人以上の人員(運転手を含む。)の輸送用の自動車
- HSコード:8703 乗用自動車その他の自動車(ステーションワゴン及びレーシングカーを含み、主として人員の輸送用に設計したものに限るものとし、第87.02項のものを除く。)
- HSコード:8704 貨物自動車
- HSコード:8705 特殊用途自動車(例えば、救難車、クレーン車、消防車、コンクリートミキサー車、道路清掃車、散水車、工作車及びレントゲン車。主として人員又は貨物の輸送用に設計したものを除く。)
- HSコード:8706 原動機付きシャシ(第87.01項から第87.05項までの自動車用のものに限る。)
- HSコード:8707 車体(運転室を含むものとし、第87.01項から第87.05項までの自動車用のものに限る。)
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- HSコード:8710 戦車その他の装甲車両(自走式のものに限るものとし、武器を装備しているかいないかを問わない。)及びその部分品
- HSコード:8711 モーターサイクル(モペットを含むものとし、サイドカー付きであるかないかを問わない。)、補助原動機付きの自転車(サイドカー付きであるかないかを問わない。)及びサイドカー
- HSコード:8712 自転車(運搬用三輪自転車を含むものとし、原動機付きのものを除く。)
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